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更新日:2017.02.25
今年1月より赴任しまして、今回よりコラムを担当することになりました。よろしくお願いいたします。さて、駐在員にとって自宅マンションでの生活に欠かせないのがテレビ視聴です。
今回は中国のネットワークテレビについてご紹介します。
中国では中央の国営テレビ局をはじめ、各省のテレビ局やニュース、スポーツ、教育、幼児向け、料理など様々なチャンネルがあります。
これらを視聴するにはケーブルテレビ会社と契約し、STB(セットトップボックス)を宅内に配置し、月額の視聴料金を支払う必要があります。
当社の若手社員にヒアリングしたところ、「テレビ放送は観ないのでSTBはない。でも、テレビで動画サイトを閲覧できる端末を使っており、それを使えばテレビ放送の視聴もできる。」ということでした。若者のテレビ離れは中国でも同様です。
今回は、代表的なネットワークSTBである、小米の小米盒子(Xiaomi TV BOX)について紹介します。
小米(Xiaomi、シャオミ)は、低価格でありながらハイスペックでデザイン性・操作性に優れたAndroidベースのスマートフォンを手がけており、数年前は中国でのスマートフォンシェア1位のメーカーでした。日本でもご存知の方が多いのではないでしょうか。
近年は、スマホの他にもノートPC・テレビ・音響機器・ウェアラブル機器・空気清浄機・電動自転車などを扱い、総合家電メーカーとなっています。
小米の各製品には通信・センサーモジュールが組み込まれ、スマホアプリで操作できるスマート家電となっているのが特徴です。例えば、小米の電気ポット(米家恒温电水壶)はスマホアプリでリアルタイムに水温を表示し、保温温度や保温時間をスマホで設定できます。
小米TV BOXは、小米が手がけるAndroidOSベースのAppleTVのようなセットトップボックスです。スペックと価格の違いで何種類かありますが、今回ご紹介するのは「小米盒子3s」です。
価格は299人民元(日本円で5,083円)で、高精細な4K動画に対応しています。
AppleTV同様に、ホームネットワーク内の動画や音楽を視聴したり、動画サービスを利用して映画やドラマの視聴ができます。ゲームもできます。iPhoneのAirPlayにも対応しており、iPhoneの画面をミラーリングしてテレビに表示することもできます。
設置はテレビとケーブル接続し、ホームネットワークに無線WiFiでつなぐだけです。操作は付属のリモコンで行います。
標準の状態でも映画やドラマの視聴などをある程度楽しめますが、中国の地上波テレビを視聴するにはカスタマイズが必要になります。
動画コンテンツについては、以前にこのコラムでも紹介していますが、「優酷(YOUKU)」「ビリビリ動画(Bilibili)」などのアプリケーション(Androidアプリ)をインストールして視聴します。
中国では非対応の「Netflix」や「YouTube」といった動画サービス(Androidアプリ)もインストール可能です。※視聴には中国国外へのVPN接続が必要になります。
地上波テレビを視聴するには「电视家」「泰捷视频」などのテレビ番組視聴用のアプリケーション(Androidアプリ)をインストールします。あとはアプリを起動して、付属リモコンで視聴するチャンネルを選択するだけです。
今後も駐在生活の質を高めつつ、業務面でもより良いサービスの提供に努めて参ります。
以上
※ 参考サイト:小米科技 HP
※ 1人民元=17円で計算
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