中国での駐在生活は日本と違う文化を経験することが出来、様々な刺激を得ることが出来ます。しかし、言語の壁や文化の違い、新しい環境への適応など、初めての駐在員にとって様々な戸惑いもあるかと思います。そこで、中国での生活を快適にするための役立つアプリを5つご紹介します。

WeChat(微信)

WeChatは中国で最も普及しているメッセージアプリで、駐在員にとって必須のツールです。チャットや音声通話、ビデオ通話はもちろん、WeChatPayを利用すれば、レストランやショップ、公共交通機関などで簡単にキャッシュレス決済が可能です。

特に便利なのが送金機能です。チャット内でお金のやり取りを行うことが出来ます。飲み会の幹事など参加者から集金する際、現金だと直接会ってお金の受け渡しが必要ですが、WeChatPayであればアプリ上からお金の受け渡しが出来るので非常に便利です。また、割り勘機能などもついており支払い計算もスムーズに行えます。

Alipay(支付宝)

AlipayはWeChat Payと並ぶ主要なモバイル決済アプリです。公共交通機関の支払い、オンラインショッピング、請求書の支払いなど幅広い用途に対応しています。初めての設定は少し複雑かもしれませんが、一度設定すれば非常に便利です。また、外国人向けにクレジットカードとの紐づけも可能になりました。

DidiChuxing(滴滴出行)

中国での移動にはライドシェアを使う事が一般的です。中国版Uberとも呼ばれるこのアプリは、ライドシェアの手配だけでなく、アプリ内にて現在地と目的地を入力するだけで料金も事前に表示されるため、安心して使用することが出来ます。

また、車内でも目的地を伝える必要が無く、乗車時に自分の携帯番号下4桁をドライバーさんに伝えるだけで簡単に利用できます。他にも日付を指定したタクシーの事前予約や大型車(6人乗り)のタクシー指定など多くのサービスが提供されています。

GaodeMaps(高德地图)

中国で良く使われる地図アプリです。GoogleMapと同様、目的地までのルート案内で使用する事が多いですが、リアルタイムで道路の交通情報が提供されるので非常に便利です。また、公共交通機関の乗り換え案内も充実しており、バスや地下鉄の時刻表、遅延情報などを確認することも出来ます。

私が便利だと思ったのが、現在地点から付近にある公衆トイレやコンビニをボタン一つで調べることの出来る機能です。新しい場所に来た時にも非常に心強いです。

Dianping(大众点评)

「Dianping」は、現地のレストラン、カフェ、サービス業者のレビューや評価を簡単に検索できるアプリです。新しい場所での食事やサービス選びに迷った際に役立ちます。ユーザーのレビューや写真を参考に、信頼できる店舗を見つけやすくなります。日本食レストランの情報も豊富に掲載されていますので中国に来たばかりの人にもお薦めのアプリです。

結論

上海での駐在生活を快適に過ごすためには、アプリを使いこなす事が重要です。WeChatやAlipayといった基本的なコミュニケーションツールから、移動や現地情報の収集に役立つアプリまで多くのアプリが提供されています。

ぜひ、これらのアプリをダウンロードし、上海での生活をより快適にお過ごしください。

執筆者:利墨(上海)商务信息咨询有限公司 高名 宏明

※ 掲載の情報は、2024年9月時点のものです。
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