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更新日:2017.09.29
今回は中国でのペット市場を紹介します。
中国のペット市場は2016年に1億匹、1220億人民元(日本円で2兆740億円 ※1元=17.0円で計算)で、2020年には2000億人民元(日本円で3兆4000億円)を超えるという予測があります。
(21・京東BD研究院調べ「2017寵物消費趨勢報告」)
また、ペット関連のO2Oサービスへの需要も旺盛で、医療、トリミング、トレーニングなど様々な物に波及します。
(21・京東BD研究院調べ「2017寵物消費趨勢報告」)
中国でも古くからペットを愛する習慣があります。
中国の歴史物のTVドラマや映画では皇帝が政治を疎かにして、コオロギを闘わせる遊びにはまり国が滅びる、という様子が描かれたりしています。
また、日本でも古くから親しまれている金魚、あの金魚のルーツは中国で、中国でも観賞用として発展してきました。
今日、朝の公園に行くと、鳥籠がびっしりと並べられ、鳥たちが鳴き声をあげている光景を目にします。
会社近くの公園の朝の様子です。
皆さんが籠を持ち寄って鳥の鳴き声を楽しんでいるようです。綺麗な声なのですが、結構な声量で遠くまで鳴き声が聞こえます。
近年は中国でも冒頭の通り、犬・猫を中心としたペットブームです。
TVのスポーツチャンネルでは、犬のブリーダーのコンテストもよく放送されています。
TVでの放送の様子です。
朝晩の公園や歩道では、犬の散歩の様子をよく見かけます。
余談になりますが、一昔前の日本のようにノーリールでの犬の散歩がごくごく一般的です。駐在員は狂犬病の予防接種を受けており、犬には近づかないようにと指導されてきましたので、駐在当初は一瞥して野良犬と飼い犬の区別がつかず、近くを通る犬に怯えたことを記憶しています。
会社近くの夜のショッピングセンターでの犬の散歩状況です。
弊社の若手社員も最近、子猫を飼い始め、彼女のSNSにはその猫の成長する様がよく投稿されます。
ペット市場は動物本体のみならず、フード、ペット用品、保険、医療、訓練、一時預かりなど様々な分野に波及します。今回は、ペット関連市場のサービスやアプリケーションを紹介します。
ペットフードやペット関連商品は淘宝(タオバオ)や京東(JD.com)などの汎用的なECサイトでも扱っていますが、商品の豊富さ信頼性の上で、ペット関連専門のECサイト・スマホアプリが利用されています。
ペット関連商品のECサイトでスマホアプリも展開しています。こうした専門ECサイトは100%本物をウリにしているサイトが多いです。(タオバオや京東にはニセモノもあるとのこと。)
サイト内は、商品の豊富さもさることながら、購入者がどのようなペットを買っていて、どのような商品を買って、それに対する口コミも数多く、詳細に掲載されていますので、なるほど、ペット保有者がほしい情報とモノが揃ったサイトとなっています。
こちらもサイトも関連商品の販売サイトもありますが、それだけでなく、知識サイト、掲示板サイトも備えています。また、対象は哺乳類にとどまらず、観賞用の魚類や、亀、蛇、トカゲなどの爬虫類まで幅広く扱っています。スマホアプリも展開しています。
ペット向けの病気や病院を扱ったアプリです。
症状から病名を調べたり、近くの動物病院を探したりすることができます。病院の口コミ評価や担当獣医の評価まであります。
以上です。
中国へお越しの際は、ペットの様子をぜひご覧ください。
以上
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