平日:9:00~17:30(土日祝除く)
更新日:2018.06.29
今回は盛り上がっているワールドカップの中国企業の広告について紹介します。W杯ロシア大会は中国でも盛り上がりを見せています。本戦に中国代表は出場していないのですが、大いに盛り上がっています。理由は「賭け」です。いわゆるサッカーTOTOくじで、賭け事好きの中国人民が熱中しています。サッカーくじは中国が公的に管理している中国福利彩票中心から発行していますし、非公認でも様々な形で提供されています。日本代表がコロンビアに勝つような番狂わせがあると、喜んだり泣いたりする人も多かったようです。
中国の国営放送である中央電視台(CCTV)のスポーツチャンネルでは全試合が生放送されています。ワールドカップのような全世界的に注目される大会では広告も注目されますが、今大会では、コカ・コーラ、マクドナルド、アディダス、クレジットカードのVISAなどの欧米企業に加えて、中国企業の広告も目につきました。中国ではどれも有名な企業集団ですので、紹介します。
ワールドカップでは赤と緑色の広告を出していました。
1999年に設立された内モンゴルに居を構える乳製品大手の会社で、香港の株式市場にも上場しています。広告にアルゼンチン代表のリオネル・メッシ選手を起用しており、TVコマーシャルにも彼が登場します。
VIVOは中国の広東省東莞市に本社を置くスマートフォンメーカーのブランドで、VIVO NEXはiPhoneXに対抗する同社の上位機種です。
ワールドカップ公式スポンサーだけあって、このようなワールドカップ記念機種も出しています。
VIVOと同じ企業グループ(歩歩高電子集団)の別ブランドで「OPPO」(http://www.oppo.com/cn/ )がありますが、このブランドの広告にはブラジル代表のネイマール選手を起用しています。
TVコマーシャルでは、ネイマール選手がOPPOのスマートフォン最新機種を持って宇宙にいくという設定で、演技力も高いようです。
ちなみに、ネイマール選手は中国ビール大手のハルビンビール(https://www.harbin-beer.com.cn/ )のコマーシャルにも登場します。
中国でも欧州サッカーリーグの試合はテレビのスポーツチャンネルでもよく放送されていますので、こういったトップ選手は、ネームバリューがあり、よく広告に起用されます。
中国河北省の自動車メーカーでこの高級SUVブランド「WEY」(https://www.wey.com/ )の広告にはポルトガル代表のクリスティアーノ・ロナウド選手を起用しています。FIFAの公式スポンサーではないですが、W杯中継の間のテレビコマーシャルではお得意のポーズを披露しています。
中国を代表するコングロマリットで不動産やショッピングセンター、映画館など幅広く手がけていますグループを率いる王 健林(ワン)会長は中国有数の大富豪としても有名です。
中国大手の家電メーカーです。
日本でも家電事業を展開しています。東芝のテレビ事業を譲渡した先として日本でもご存知のかたは多いのではないでしょうか。
中国国内でも広告市場は拡大していますし、世界的なイベントでの中国企業の存在感はますます大きくなっていくと考えられます。
以上
※掲載しているブランド名やロゴは各社が所有する商標または登録商標です。
※この情報の著作権は、執筆者にあります。
※この情報の全部または一部の引用・転載・転送はご遠慮ください。