平日:9:00~17:30(土日祝除く)
更新日:2021.07.26
日本でもワクチン接種が徐々に進んできていると思いますが、中国では早くから接種が進んでおり、外国籍でも2021年3月末ごろからコロナワクチンの接種が開始されております。中国の国家衛生健康委員会のデータでは、2021年7月4日現在13億回の接種が完了していると報告がされています。
私も先日2回目のワクチン接種を終えましたので、実際に受けた体験談として情報共有をしていきたいと思います。
現在中国政府に承認されている中国製ワクチンは5種類あり、種類によって接種の回数が異なります。私が接種したのは北京生物(シノファーム)で、2回接種が必要なワクチンでした。接種会場によっては、ワクチンの種類を選択できる場合があるので、事前にどの種類のワクチンを接種するかを決めておいたほうが良いです。なお、ワクチンの種類を選択できない場合もあります。※私は選択できませんでした。
ここからは実際にワクチン接種の予約から接種までの流れをご紹介致します。
外国籍の人はワクチン接種をするためには、基本的には事前予約が必要です。上海では比較的予約が取りやすいですが、予約が取りづらい地域もあるようなので、接種したい場合は早めの予約状況の確認が必要です。2回接種が必要なワクチンの場合は、1回目の接種から2回目の接種完了まで約1か月必要のため、余裕をもって行動することが大切です。
また、外国籍の人が接種できる場所は、中国人よりも限られておりますのでご注意ください。
1 |
参照:上海市卫生健康委员会
|
2 |
|
3 |
|
4 |
|
5 |
|
コロナワクチンは複数種類がありますが、選べないところが多いと聞いています。選択できる機関もあるようなので、念のため事前に調べておくことがお勧めです。
ワクチン接種当日はパスポートとマスク、接種料100元が必要ですので、事前にご準備ください。※中国で社会保険料を支払っていない場合は、ワクチン接種に1回100元が発生します。
ワクチン接種前の注意事項としては、ワクチン接種後24時間入浴は避けるようにと記載があるので、事前に入浴しておくことがお勧めです。また、接種前に食事をしてから接種することが望ましいようです。
1 |
|
2 |
|
3 |
|
4 |
ワクチン接種状況(筆者の接種時) |
5 |
|
6 |
|
2021年5月~6月にかけて、中国人向けの臨時ワクチン接種場所が増えています。オフィスビルや、住宅区域の小区、商業施設の中など、病院でない場所でも予約なしで気軽に受けられる体制が取られています。また、接種するとヨーグルトや豆、栄養ドリンクなどのプレゼントがもらえる施設もあり、ワクチン接種の比率を上げる政府の姿勢が見受けられます。また、政府の人がオフィスに来て社内の接種率を確認された企業もいるようです。
外国籍の人は、基本的に事前予約が必要なのですが、上海では予約なしでも接種できる場所が一部あります。私は2回目の接種を予約なしで行いました。基本流れは施設で接種するときと同じですが、異なる点は下記です。
副反応が出ないか?と心配しておりましたが、私は今のところ問題がありません。私が聞いた中では、2~3日身体がだるかったという方がいますが、少数派で現在は無事回復していると聞いています。しかし不安はあると思いますので、注意事項確認し、体調管理を心掛けることが大事です。
ワクチン接種によって、隔離がなくなることは現在ではないようですが、自由な往来ができるようになれる日まで、体調管理に気を付けて乗り切りましょう。
執筆者: 利墨(上海)商务信息咨询有限公司 逢坂興昌
※ 掲載しているブランド名やロゴは各社が所有する商標または登録商標です。
※ この情報の著作権は、執筆者にあります。
※ この情報の全部または一部の引用・転載・転送はご遠慮ください。